あなたの前なら、こんなに素直に泣ける私。
2003年4月11日元夫に、就職が決まった事を電話で報告。
「よかったなぁ。本当、よかったな。頑張ったな。」
ついでに、お互いの近況なんぞ、
あれこれ話していたのだけれど。
いつの間にか。
私は、泣いて、泣いて、泣きじゃくってた。
元夫も。 ひそかに泣いていた。
映画の感動シーンですら、涙1つ見せない人が。
・・・泣いていた・・・。
声だけで。互いが何を感じているかが、
手に取るように分かる。
そう。 2人で作り上げてきたものは、
こんなに大きかったんだね。
何で、そんな簡単な事に、気付けなかったんだろうね。
でも。
絶対に。
戻りたいなんて、
帰りたいなんて、
そんな弱音は吐かない。
「頑張るよ。」
そう言った私に。
「頑張らずに、頑張れよ。」
彼らしくないエールで、そっと勇気付けてくれた。
電話を切ってからも、
私の涙は止まらなくて。
目が腫れるほど、朝までずっと、泣いていた。
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