ふたり。
2003年12月14日一生。
この先ずっと。
誰とも再婚することなく、
子供のことなんて考えず、
1人で生きていこう、と。
「家庭」や「家族」を持たずに、
女が1人で生きていく為に、
経済力や、生活力や、
将来自分の身体が思うようにならなくなった時の事、
限りある人生の、様々な最悪の事態の場面を想定し、
眠れぬ夜を繰り返した。
助けてくれる人も、
甘えられる場所も、
沢山ある。
だけど。
いつも、孤独感と不信感だけが
私の心の中を支配していた。
「幸せ」なんて。
もう信じない。
そんな瞬間は、もろく崩れ去るものだということは、
散々、経験してきた。
結婚指輪を1度外してから。
もう2度と、この指には何も、はめるまいと、
私の左手の薬指はこのままだと思ってた。
今。
その指に。
キラキラと光る、ダイヤモンド。
生まれて初めて貰った、
エンゲージリングは。
彼の決意と、彼の覚悟が詰まった、贈り物。
その愛を一身に受けて。
私は、幸せに向かって、
彼と共に歩いていく。
もう、1人じゃない。
これからは、ずっと2人。
コメント